椋鳩十の世界『犬塚』第8話
木曜日は、ラジオ朗読劇『椋鳩十の世界』。
番組初の長編『犬塚』の第8話です。
17時15分より、MBCラジオ(AM1107)、もしくはラジコでお楽しみください。
http://www.mbc.co.jp/radio/radiko/
前回までのあらすじ…
鹿児島県の霊峰、紫尾山の麓、柊野(くきの)集落の、苔むした『犬塚』の物語です
ある日、捨て犬のアカが、清(せい)どんと呼ばれる、狩人の家に迷い込みました。
清どんは、賢いアカを飼うことにしました。
アカは、狩人仲間でも有名な猟犬に成長します。
だから、本来は、大勢で行うイノシシ狩りにも、清どんはアカだけを連れて行くようになりました。
ある日、清どんは、カタヅメを仕留めようと、アカを連れて出かけました。
カタヅメとは、紫尾山を縄張りとする、普通の二倍もある、大きなイノシシです。
爪が欠けているので、そう呼ばれていました。
清どんとアカは、クマザサのやぶの中へ続く、カタヅメの足跡を見つけましたが、清どんとアカの匂いに気づいたカタヅメは、クマザサのやぶを、谷間の方へ逃げてしまいます。
気づいた清どんは、銃の引き金を引きました…。
ナレーション・私:松本雪乃
紫尾山の狩人:宇都駿将
清どん:今吉真紀
清どんの妻:大山記美恵
村の子ども:平田理子(株式会社BOO-FOO-WOO所属)
狩人仲間:野中元貴
脚本・演出=竪山博之
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