椋鳩十の世界『すずめのすばこ』第4話

11月3日、文化の日。いかがお過ごしでしょうか。

夕方、5時15分からは、『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』をお楽しみください。

MBC(南日本放送)ラジオでどうぞ。

http://www.mbc.co.jp/radio/radiko/index.html

 

太郎少年は、日曜の朝、1羽のスズメが、庭で餌をついばんでいるのに気づきました。

米をまいてやると、2羽でやってくるようになりました。

太郎は、コブシの木に巣箱をかけてやりました。

スズメたちは、巣作りを始め、やがて、卵を産むようになりました。

2羽のスズメは、おとうさん、おかあさんになったのです。

太郎が学校から帰ってくると、卵から、5羽のヒナがかえっていました。

親スズメは休む暇なく、虫をつかまえに行きます。

ある日の夕方、親スズメたちが大騒ぎしています。カラスがヒナを狙っているのです。

太郎が怒鳴りつけると、カラスは飛び去って行きました。

それから、1週間後、太郎が国語の本を広げていると、また、スズメたちが騒いでいます。

今度は、野良猫が、巣箱のあるコブシの木に登っていました…。


ナレーション/おかあさん:今吉真紀

たろう:小林梨乃

原作:椋鳩十

脚本・演出:竪山博之

製作協力:中村栄子事務所

中村栄子事務所

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