ラジオドラマは奥深い!
中村栄子事務所は、毎週木曜の夕方5時15分から、MBCラジオ(南日本放送)でお送りしている『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』の、製作に協力しています。
1953年にラジオ局として発足し、その5年後にテレビ放送を開始した経緯から、鹿児島でラジオを併設している放送局はMBC(南日本放送)のみ。
映像の助けを借りず、言葉だけで、状況を伝えなければならないラジオ放送を経験することは、アナウンサーにとって、大変な勉強になるそうです。
『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』は、声だけで登場人物の感情と個性を表現するラジオドラマです。ラジオの場合、あまり長い間(ま)をとることはできませんし、音楽のタイミング、効果音の質など、作る側も、日々、ラジオの奥深さを考えさせられています。
また、ご遺族への取材や、文献などで、なるべく椋鳩十さんの世界に則った番組を作るよう心がけています。ただ、椋鳩十さんの作品には、字面では明らかでも、発話すると、判りづらいと思われる、独特の言い回しが少なくありません。『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』の製作にあたって智慧をしぼるところです。
自分の声を聞く機会は、意外と少ないもの。最初はラジオから流れる自分の声に落胆することの多かった俳優陣も、次第に自信を深め、最近では、番組の骨幹であるナレーションを任せられる若手も育ってきました。
中村栄子事務所では、上京して声優になりたいと考えている若者もサポートしています。最初は一言ですが、彼らにとっても貴重な初舞台となっている『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』を、どうぞお楽しみください。
現在『白いなみ、白いなみ、イルカが行く』より『あかんぼうイルカ』第1話をお聞きになれます。聞き逃した方も、ラジコのタイムフリー放送で、どうぞ。
http://radiko.jp/#!/ts/MBC/20170119171500
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