ラジコで聴く、ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『ああ公』第4話。
毎週、木曜夕方5時15分からMBCラジオ(南日本放送)でお送りしている、『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界 』「ああ公」の第4話を聞き逃した方は、ラジコのタイムライン機能でお聴きになれますよ。
日曜のお昼、くつろぎのひとときにいかがでしょう。
『ああ公』第3話までのあらすじ
ある日、”私”は、森の中に落ちていたという赤ん坊カラスを、譲り受けました。
カラスは、なんでも食べ、部屋を歩きまわり、甘えるようになりました。
構ってやらないと、大事な原稿をやぶいたり、いたずらするようになりました。
飛べるようになったのを機会に、外で飼うことにしました。
その鳴き声から、「ああ公」と名付けたカラスは、自分を家族の一員と思っているようでした。
懐いて、かわいい「ああ公」ですが、自然のカラスではなくなってしまったことに、胸が痛みました。
「ああ公」を自然に戻してやりたいという気持ちが強くなった私は、ある日、遊びに夢中の「ああ公」を、松林の中に置き去りにしました。
ところが、ああ公は、追っかけてきて肩にとまります。私は「ああ公」が、いとおしくて、ほおずりするのでした。
ナレーションの とめ貴志
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