ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『ちょこまかぎつね なきぎつね』第5話
おはようございます。
10月26日、今月最後の木曜日。
日中は、25℃まで上がるようですが、爽やかな季節を迎えた鹿児島です。
中村栄子事務所では、発声練習の後、ショートスピーチのエチュードを行なっています。
一人、1分か2分、3分のこともあります。
スタジオの窓から外を眺め、風景を実況したり、思い出したことや、話したくなったことを、限られた時間の中で、自由にお話しするエチュードです。
短いですが。普段考えていることがまとまったり、自分を見つめ直したり、俳優それぞれに、有意義な時間にしています。
さて、前置きが長くなりましたが、今日も夕方5時15分からは、『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』でお楽しみください。
『ちょこまかぎつね なきぎつね』の第5話です。
丘の上に、おとうさん、おかあさん、そして子どもの親子ぎつねが住んでいました。
ちょこまかする子ぎつねが心配で、親ぎつねは、子ぎつねを丘の上からださないようにしました。
見下ろすと、村は賑やかで、楽しそうです。
ある日、村の男が丘へ上がってきましたので、お父さんぎつねは、馬のふんをまんじゅうに変えて、だましてやりました。
子ぎつねは大喜びしましたが、村の人々は、丘の上の親子ぎつねを用心するようになりました。
それでも、欲の深いやすきちだけは、だまされ続けました。
枯葉の小判を、何度もつかまされたのです。
枯葉で騙すのに飽きた、きつねたちは、松の木に化けました。
それに気づいたやすきちは、子ぎつねが化けた松の木の根元にタバコを落としました。
熱さで元の姿に戻ってしまった子ぎつねを、やすきちは、家に持ち帰りました。
やすきちが、皮を剥いでやるというと、子ぎつねは、親ぎつねの方が大きいから、高く売れるといいます。
そこで、やすきちは、親ぎつねが来るまで、子ぎつねを殺さないでおくことにしました。
ナレーション:森田幸音
おとうさんぎつね:大田博嗣
おかあさんぎつね:大山記美恵
子ぎつね:久津輪静菜
やすきち:野中元貴
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