ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『カイムのいずみ』第2話
11月23日、勤労感謝の日。木曜日。
午後5時15分から、MBCラジオ(南日本放送)で放送中の、『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』。
今日は『カイムのいずみ』(ポプラ社 椋鳩十全集より)の第2話です。
前回のお話…
何百年も、氷に閉ざされ、自分さえ良ければ、他の人のことは構わない、という人たちの国がありました。
人々は、花もなく、鳥もいない、死んだ林に、わずかに生えているコケを食べて生きているのです。
この国で、心に温かいものが残っているのは、カイム少年だけでした。
そのカイム少年が、コケを探しに、林の奥へ入ると、いい匂いのする青いものがありました。
草の芽でした。 触れようとしたカイム少年は、暗い土の中へ落ちてしまいます。
落ちたところは、太陽が輝く美しい花畑でした。
その見事さに、カイム少年は驚いて、おしりをつねりました。
が、夢ではありませんでした。
【AM】鹿児島 1107kHz、名瀬 1449kHz
【FM】鹿児島市・錦江湾沿岸 92.8MHz、北薩 93.7MHz、大隅 94.2MHz、南薩 94.8MHz
出演:松本雪乃(ナレーション)
森田幸音(カイム少年)
きりはらかなた(こびと)
とめ貴志(おじいさん)
0コメント