モデルクラブと芸能事務所
新聞や雑誌に、大きな広告が掲載されているタレント事務所は、実は芸能事務所ではなく、モデルクラブに分類されます。
モデルクラブは、家政婦紹介所などと同様に、厚生労働省の認可が必要な職業紹介業です。
会費制のモデルクラブの場合、登録者が多ければ多いほど、儲かる仕組みになっています。
新聞等に広告を掲載できるのは、登録者が多く、その登録料などが、宣伝費に回されているからです。
一方、芸能事務所は、タレントの営業や秘書業務を行い、マネージャーの人件費を含め、その経費は、基本的にタレントのギャランティーで、まかなわれます。
ですから、経費が生まれない、あるいは、生まれる可能性の小さいタレントは、所属させません。
芸能事務所が、せまき門なのは、そのためですし、無駄な経費を使わないために、タレントの募集広告を、新聞等に掲載することは、ほとんどありません。
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