ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『将軍さまのゾウ』第4話
5月4日、ゴールデンウィークも関係なく頑張っています。中村栄子事務所です。
木曜日になりました。『椋鳩十の世界』の日です。
17時15分から、MBCラジオ(南日本放送)でお楽しみください。
『将軍さまのゾウ』(ポプラ社 椋鳩十 全集より)第4話をお届けします。
先週のお話し…
享保13年のこと。長崎に、将軍吉宗様に献上するゾウが到着しました。
長崎の役人は、この大きな動物を、まず陸あげしなければなりません。
徳三という若い男の、長い橋をかければ良いのではとの提案が、採用されました。
たくさんの職人や、人足に、見物人。大きな材木が運びこまれ、活気付く長崎。
人々が、夜昼(よるひる)働き、ついに橋が完成しました。
ゾウが踏み割らないよう、土を厚くしきつめ、将軍さまのゾウが歩くのだからと、銀の砂がまかれた橋を、役人を従えたゾウが渡ります。
無事、陸あげされたゾウは、とにかく大飯食らいです。
それに、これから江戸へ向かいます。行く先々の住民には、犬や猫を放し飼いにしないよう、また、途中の道々も、平らにならしておくよう、お達しがでました。
ゾウにもしものことがあってはならないからです。
出演
ちゃんサネ(ナレーション)
若松秀一
宇都駿将、大山記美恵
大田博嗣、宮内悠
くぶきゆうた、たてやまみか
脚本・演出:竪山博之
協力:中村栄子事務所
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