ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『将軍さまのゾウ』第5話
晴天の鹿児島です。木曜になりました。『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』の日です。
『将軍さまのゾウ』(ポプラ社 椋鳩十 全集より)をお送りしていますが、今日はその第5話。
17時15分よりMBCラジオ(南日本放送)でお楽しみください。
昨夜は、中村栄子事務所で俳優の勉強をしている野中元貴が、収録のために南日本放送を訪ねました。
ところで、写真をご覧ください。古いブリキのおもちゃのような乗用車がならんでいます。
実はこれ、1963年頃の南日本放送の社屋です。”南日本放送十年史”から転載しました。
おしゃれなたたずまいですね。
そして、下の写真は昨夜の南日本放送の様子。1963年当時と、建物自体は変わっていません。
まだまだ昭和の残る鹿児島から、椋鳩十さんの昭和の名作をお届けして参ります。
先週までのお話し…
享保13年、将軍吉宗様に献上するためのゾウが、長崎の港に運ばれてきました。
安南、今のベトナムから連れてこられたのです。
長崎奉行所では、莫大なお金をかけ、頑丈で、長い橋を作り、ようやくゾウを陸にあげることができました。
江戸までの道中の、ゾウが休む町や村には、「大量のゾウの食事を用意するように」「道を平らにするように」「猫や犬は家の中で飼うように」と、お達しが出ました。
そのお達しのおかげで、人々はゾウが来るのを知り、首を長くして待っていました。
初めて見るゾウが、さむらいの行列を従えて到着すると、どこの街も、大騒ぎ!
そして、ゾウは琵琶湖のほとり、今の滋賀県の大津にやって参りました。
出演
ちゃんサネ(ナレーション)
若松秀一
宇都駿将、大山記美恵
大田博嗣、宮内悠
野中元貴、市坪明佳
くぶきゆうた、たてやまみか
とめ貴志
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