ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『ハブ物語』第6話
連休を前に台風接近中の日本列島。鹿児島市もどんよりと曇っています。
9月14日、木曜日になりました。
午後5時15分からは、MBCラジオ(南日本放送)の『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』でお楽しみ下さい。
ポプラ社の椋鳩十全集第9巻『野生の叫び声』より『ハブ物語』をお送りしています。 http://radiko.jp/#!/live/MBC
これまでのお話し…
昭和41年の夏、”私”は、奄美大島へ渡りました。 泊めてもらった宇検の農家には、ナミエという、小学6年生の女の子がいました。
当時の奄美は、ハブによる犠牲者があとをたちませんでした。 近くにハブ取り名人の男がいると聞き、ナミエと訪ねました。
山仕事中にハブに噛まれ、片足になったというその男は、自分を噛んだハブを、箱に入れて飼っていました。 ハブの恐ろしさを見せましょうと、ナミエに、トリ小屋のニワトリを持って来させると、男は、ハブを取り出しました。
ハブに襲われたニワトリは、すぐに動かなくなりました。
悲鳴をあげ、ガタガタ震えるナミエに、私はすまないという気持ちになりました。
出演 ナレーション:とめ貴志
ハブ取り名人:ウィッキー・トシ
ナミエ:市坪明佳
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