ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『ちょこまかぎつね なきぎつね』第4話
10月19日 木曜日。雨の鹿児島です。
午後5時15分からは、MBCラジオ(南日本放送)の『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』でお楽しみください。
お届けするのは『ちょこまかぎつね なきぎつね』の第4話。
【AM】鹿児島 1107kHz、名瀬 1449kHz
【FM】鹿児島市・錦江湾沿岸 92.8MHz、北薩 93.7MHz、大隅 94.2MHz、南薩 94.8MHz
第3話までのあらすじ
丘の上に、親子ぎつねが住んでいました。
ちょこまかしている子ぎつねが心配な親ぎつねは、子ぎつねを丘から出さないようにしました。
丘から見える村は、楽しそうです。子ぎつねは、村におりたいと、何日も泣き続けます。
ある日、男が上がってきました。男をだましてみせないと、また泣き続けるぞと、子ぎつね。
そこで、お父さんぎつねは、馬のふんをおまんじゅうに変えました。
男がそれを手にしたので、子ぎつねは大喜びです。
だまされたことに気づいた男は、丘から逃げて行きました。
以来、村の人は、丘の上のきつねたちに、用心するようになりました。
それでも、欲深い、やすきちだけは、だまされて何度も枯葉の小判を拾わされました。
ある日、枯葉で騙すのに飽きたきつねは、親子で松の木に化けました。
そして、やすきちが丘に上がってくるのを待ちました。
0コメント