ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界『大空に生きる 』より「人間とワシ」第6話
11月になりました。
毎週木曜、午後5時15分からは、『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』(MBCラジオ)。
椋鳩十さんの故郷、長野県の伊那山地が舞台の『大空に生きる』(ポプラ社の椋鳩十全集4より)をお送りしています。
今日は『人間とワシ』の最終章です。
<これまでのお話し>
早くに親に死なれた2羽のワシは、南アルプスの大自然の掟を、自分たちで学びながら、成長してきました。
他のワシのなわばりには、入ってはいけないことを知った、2羽のワシは、人里をなわばりに選んでしまいました。
しかし、そこには老狩人の源次がいました。
散弾銃で撃たれ、鉄砲を持つ人間の怖さを知ったワシたちは、狩人のいない、別の人里に、なわばりを移しました。
一方、ワシたちを2度も逃した源次は、彼らが、再び、自分の集落へやって来るのを待っていました。
しかし、四郎吉に、ワシたちは隣の上田集落にいると聞かされます。
ワシたちに、何度も裏をかかれた源次は、闘志をみなぎらせて、上田集落に向かったのでした。
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